ドナルド・トランプ対NFL選手対NFL

 2017年NFLのシーズン開幕は、国旗・国歌に対する選手の態度について、大統領が苦言を呈したことで日本の主要メディアでも報じられるという思いがけないスタートとなりました。「kneeling」(ニーリング)なんて言うんですね。

 President Donald Trump’s fight over NFL players kneeling during the National Anthem──なんて表現になるのです。Did Trump win the NFL fight?というCNNの記事です。トランプの嫌うメディアの1つですけども。

 国威発揚のための「アメリカン」なフットボール。その伝統は、たとえばカレッジフットボールの歴史などを見ても明らかでしょう。そしてスーパーボウルを中心として軍人を招待することも多いですし、開会式で戦闘機を飛ばすことも知られています。国旗はとくに重要な扱いを受け、国歌で盛り上げます。1993年のスーパーボウル(パサディナのローズボウル、ビルズ対カウボーイズでカウボーイズが圧勝。QBエイクマンがMVP)からは手話もパフォーマーとして登場するなど、とにかくセレモニーもしっかり「愛国的」。

 レギュラーシーズンの試合でもセレモニーはちゃんとあります。そもそもは、2016年シーズンに当時の49ersの選手、コリン・キャパニック(スーパーボウルにも出たQBです)が、人種差別的な事件が続くことに抗議して国歌斉唱時に起立せず、片膝をついた姿勢をとりました。彼はフリーエジェントとなり2017年シーズンはどのチームとも契約していません。2013年のSuper Bowl XLVII(47回)に49ersを導いた原動力でしたが、その後はなかなか成績が安定しなかったのも事実。

 それが2017年シーズンとなると、さまざまなチーム、さまざまな選手がキャパニックの抗議活動を引き継ぐようになりました。それに対して「おれはNFLのオーナーを何人も知っている。そんな選手はクビにしろ」といった発言をツイッターで繰り広げたトランプ大統領。実際、ペイトリオッツのRobert Kraft、カウボーイズのJerry Jones、テキサンズのRobert McNairなどトランプ大統領に近いとされています。

 10月4日には、NFLと選手会で会合も開かれています。その場には「フィラデルフィア警察コミッショナーのリチャード・ロスや監禁制度、釈放制度の改革を求めるコミュニティのメンバーなども含まれていた」というのです。

 この問題はまだ流動的で、どのような方向に進むのかよくわかりません。引き続き見守っていきたいところです。

 ただ、すばらしいな、と思うのは、たとえば日本だったらどうか、と思うわけです。国歌斉唱のとき1人だけ、違う行動をしていたらどうなったでしょう。以前にも「歌っていない」と問題になったケースもあったと思います。とても考えさせられますよね。

アマゾンプライムならサーズデーナイトフットボールが生で!

 さて、今日の本題。アマゾンプライム。Amazonプライム・ビデオでは、「オール・オア・ナッシング」のシーズン1とシーズン2をすでに見ることができるわけですが、これはドキュメント。

 今度はホンモノ。昨年でしたか、サーズデーナイトフットボールの権利をアマゾンも獲得したという話が出ていました。そしてやっと、今季から日本でも楽しめるようになりました。プライム会員にならなければいけませんが……。

 カードは次の通り。

第4週 ベアーズatパッカーズ (ハイライト)
第5週 ペイトリオッツatバッカニアーズ(10月6日)
第6週 イーグルスatパンサーズ(10月13日)
第7週 チーフスatレイダース(10月20日)
第8週 ドルフィンズatレイブンズ(10月27日)
第10週 シーホークスatカーディナルス(11月10日)
第11週 タイタンズatスティーラーズ(11月17日)
第13週 レッドスキンズatカウボーイズ(12月1日)
第14週 セインツatファルコンズ(12月8日)
第15週 ブロンコスatコルツ(12月15日)
第16週 スティーラーズatテキサンズ(12月26日)

 日付は日本時間で、金曜日の朝となります。すでにベアーズatパッカーズは終わっていますが、ハイライトは見ることができます。このときは解説がトニー・ロモでした。元カウボーイズのQB。しゃべりが上手。英語だからわからないけど。
 私はスティックとFireを持っていますが、なぜかテレビにつないだスティックではうまくつながらず。Fireの画面で楽しみました。音声は現地のもののみ。CMはアマゾン側で適時対応しているようです。
 同地区ライバル対決のベアーズatパッカーズは、途中、雷雨で一時中断をしましたが、無事に最後までやれてパッカーズの勝利。ベアーズは時間をかけたオフェンスが無得点(FG失敗)などなかなか波に乗れませんでした。ただ後半はなかなかオフェンスもよかったです。パッカーズはQBロジャースの神がかり的なパスに頼るというよりも、ディフェンスがとてもよくて結果的には圧勝でした。ベアーズのQBグレノンから2INT奪いましたしね。

 この現地木曜夜の試合は、同地区対決が多く組まれている点も見逃せません。とくに11月後半あたりからは地区内の争いは熾烈になりますから大事な試合が増えますよね。私としては見たい試合がかなり多いです。

 なんてことで、プライム会員、検討してみてはいかがでしょうか。もちろん、DAZNやG+で見ても同じカードは見ることはできますので、選択肢が増えたよね、ということです。たまたま私が以前からプライム会員だったのでお得感が増したなあ、と思っているだけです。もっとも、プライム会員については、こちらに詳しいです。年間プラン3,900円(税込)または月間プラン400円(税込)で、私は主にプライムビデオを利用しています。オリジナルの番組も増えていますね。『戦闘車』とか。

9月を振り返って

 最後に、4週を終えての振り返りをザッと。
 AFC東……なんとビルズが1位です。3-1。ディフェンスが活躍している感じですね。ま、そのうちペイトリオッツが上がってきちゃうかな、という気もします。
 AFC北……スティーラーズが首位。うれしい。そしてブラウンズがまたしても未勝利。今季もスティーラーズとレイヴンズの争いとなりそうです。そのライバルのレイブンズに早々にしかもアウエーで完勝したのはすばらしい。RB#26ベルはすごいですね。しかも今季のスティーラーズはスケジュールがすごく楽そうに見えます。atチーフス、地元でペイトリオッツぐらいが目立つ程度。期待しちゃうなあ。
 AFC南……ジャガーズ、テキサンズ、タイタンズが2勝2敗で並んでいます。どうなっちゃうのか。コルツの低迷ぶり。
 AFC西……チーフスが負けなしの4勝。すごいです。開幕戦でペイトリオッツをやっつけた勢い。ただチーフスはスケジュールがキツイな。テキサンズ、スティーラーズ、レイダースと3週連続で当たるなんて。そして同地区ライバルのブロンコス。そのあとすぐカウボーイズか。がんばれ。
 NFC東……イーグルスが首位。へえ。2点差、3点差なんて試合をものにしている。なかなかすごいですね。チャージャーズ戦のデータで見ると攻撃時間が長い。ランのアベレージが5ヤード超えていますね。ゴリゴリな感じでしょうか。カウボーイズ、レッドスキンズがどこまで迫るか。
 NFC北……ライオンズとパッカーズが3勝で並んでいます。ライオンズ、失点が少なくてすばらしいチームになりそう。パッカーズもディフェンスはいまのところ要所を締めてくれますね。最後までこの2チームの争いになるかな。
 NFC南……ファルコンズとパンサーズが3勝で並んでいます。ただここはバッカニアーズもセインツも2勝ですので、まだまだどうなるかわかりません。今季一番の混戦地区かもしれません。
 NFC西……ラムズが3勝で首位。4週の試合でカウボーイズに勝利したのは大きいですね。自信にもつながるでしょう。アウエーでの勝利ですしね。もっともFGばっかりでした。ラッキーもありました。自分たちのファンブルはロストしなかったし。とはいえ運も強さですから。シーホークス、カージナルスが2勝で追っています。シーホークスのQBウイルソンは初戦のパッカーズ戦で40ヤード、49ers戦で34ヤード、タイタンズ戦で26ヤード、コルツ戦で38ヤード走っています。ただ、コルツ戦では勝ったものの2INTくらっていて、今後は調子がよくなるのかどうか少し心配ですね。49ersはまだ未勝利。

 10月も楽しみです。
 
 

 

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ますもと・てつろう

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「かきっと!」の編集長です。記事もいろいろ書いています。

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