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本間 舜久一覧
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『椎名林檎論 乱調の音楽』(北村匡平著)
『椎名林檎論 乱調の音楽』(北村匡平著)を読む 椎名林檎とは? 1978年11月25日生まれ。福岡市出身。学生時代にバンド活動を経て、1998年にシングル『幸福論』でデビュー。1999年1stアルバム『無罪モラ… -
ポール・オースターを読む 『スクイズ・プレー』から『ティンブクトゥ』まで
ポール・オースターをつぎつぎと読んでいた時期があった。2011年5月。311の東日本大震災から間もない時期で、翌年にかけて読み続けた。 きっかけは、当時、丸善丸の内本店4階にあった松岡正剛氏プロデュース「松丸本舗」… -
『クララとお日さま』(カズオ・イシグロ著、土屋 政雄訳)
世界同時発売されました 2021年3月に刊行されたカズオ・イシグロ(Sir Kazuo Ishiguro)の8作目の長編小説「Klara and the Sun」。土屋政雄による翻訳で「クララとお日さま」として日… -
「悪意」がいやらしいほど綿々と『グロテスク』(桐野夏生著)
『グロテスク』〈上下〉 (文春文庫)桐野夏生著 実際の事件をヒントに そもそもは、筒井康隆の『創作の極意と掟』に出て来た本を読んでみようということで深みにはまった感じのある女性の作家による女性主人公の小説を… -
不条理に慣れてしまったのかもしれない『異邦人』(カミュ著、窪田啓作訳)
『異邦人』 (新潮文庫) (カミュ著、窪田啓作訳) 薄くても難しいものは難しい 何年ぶりだろう。読んでみた。 というのも、『調書』(J・M・G・ル・クレジオ著、豊崎光一訳)を最近読んで、どうしてもイメー… -
クライマックスはふいに訪れる。『離陸』(絲山秋子著)
離陸 絲山 秋子 (著) タテヨコにさらに現在過去に この作品を読んで、あらためて小説とはなにか、物語とはなにか、と考えた。 読者が、過去にどのような本を読んできたかによって、『離陸』の楽しみ方もまた大き… -
破天荒。残酷。ユーモア。暴力的。哀しみ。そして悲しみ。『ティモレオン―センチメンタル・ジャーニー』(ダン・ローズ著)
『ティモレオン―センチメンタル・ジャーニー』 (ダン・ローズ著、金原瑞人・石田文子翻訳) 2006年4月刊行の中公文庫で読む。 なんという破天荒。残酷。ユーモア。暴力的。哀しみ。そして悲しみ。 この作品は… -
心が震える作品『わたしを離さないで』(カズオ・イシグロ 著、土屋政雄訳)
『わたしを離さないで』(カズオ・イシグロ 著、土屋政雄訳) 概要 シンプルでストレートな作品 2005年発表の「NEVER LET ME GO」の邦訳。ブッカー賞最終候補となりました。 映画化、舞台化、テレ… -
- 2020/12/5
- SF・ホラー, セルフパブリッシング, 文学(日本)
ネコ、猫、ねこ……さまざまなネコが登場する小説集『猛チュールの惑星』
『猛チュールの惑星』 国際ネコネットワーク(INN)著 『猛チュールの惑星』 国際ネコネットワーク(INN)著SF・ホラー・ファンタジー セルパブ(セルフパブリッシング)の作品を中心に、「猫」が登場するSFお… -
『JR上野駅公園口』(柳美里著)
全米図書賞 受賞 2020年11月19日、アメリカで最も権威のある文学賞「全米図書賞」の翻訳文学部門で 柳美里著『JR上野駅公園口』が選出されました。 I AM VERY SURPRISED!! I am A…
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生きるために必要な考える力「現代思想入門(講談社現代新書)」(千葉雅也著) -
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還暦からその先へ 超高齢化社会の生き方『いつまでも動ける。』 (SAM著) -
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原稿のカタチ 副詞を削る