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今日の言葉

006 目標は自分で決める

学ぶためには、まず志を立てよう。
それは、目標を定めて
自分の気持ちをそこに集中させることだ。

だけど、この目標を立てることや、
気持ちを集中させていくことを、
ほかの人から無理強いされてやるようじゃ、
だめなんだよ。

自分の本当の心はどこにあるのか?
素直に耳を傾けてみよう。
そして、自分の気持ちに忠実に、
目標を定めよう。
(言志録 6学莫要於立志)

◆◇ ◆◇ 訳者の蛇足 ◆◇ ◆◇
(強制されていたんじゃ、学べるものもなかなか学べない。だいたい目標は、自分で作るものだし、自分の心を偽っちゃいけないんだ)
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 佐藤一斎および「言志四録」については、こちらをご参照ください

【ご注意】勝手に現代口語に訳すというか、かなり著者なりの言葉になっていますので、ご興味を持たれたら原典にも触れてみてください。

参考:講談社学術文庫 川上正光訳、岩波書店 日本思想体系46「佐藤一斎 大塩中斎」(1980年5月23日第1刷)

著者は現在、M&Aオンラインで連載中です「M&Aに効く『言志四録』」
こちらは連載が完結しています。「M&Aに効く論語」

005 なんだ、あいつは!

頭に来ることって、
実は学ぶためのエネルギーになるんだ。

「なんだ、あいつは!
おれだって、
あんなやつぐらいにはなれるんだ。
おれだって、やれるんだ」

こんな具合に、
腹が立ったことを
バネにしていくことなんだ。
(言志録 5憤一字)

◆◇ ◆◇ 訳者の蛇足 ◆◇ ◆◇

(自分にはできない、とあきらめるんじゃなく、なにくそって思うかどうかで、その人の進歩に大きな差が出てきちゃうんだよ)
◆◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◆

004 変化の速度

宇宙ってのはね、少しずつ変化するんだ。
ぼくたちの世界も、少しずつ変化している。

どうしたって、それは止められない。
変化を避けようとしても、難しいんだよね。

それにね。
「こうなってほしいな」とかって思うような変化を、もっと早く実現しよう、
なんて思っても、
それもなかなかできないものなんだ。
(言志録 4天道以漸運)

◆◇ ◆◇ 訳者の蛇足 ◆◇ ◆◇

(だからなるようになることを、受け入れる気持ちも必要だし準備も必要だ。それに、なかなか思うようにならないからって、焦って動き回るだけじゃなく、待つことも大切だ)
◆◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◆

003 誰のために仕事をするの?

きちんとした事を成し遂げようと思うんだったら、
自分は宇宙の意思に従って
仕事をするんだ、といった気持ちが必要なんだ。

誰かに認められたいからやる、
なんて気持ちがあったんじゃ、だめなんだよ。
(言志録 3凡作事)

◆◇ ◆◇ 訳者の蛇足 ◆◇ ◆◇

(だから正々堂々と自分の仕事をしようよ。人の意思で操られても、ろくなことはないんだからさ)

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002 誰から学ぶ?

一番、物事をよくわかっている人は、
宇宙の理論を先生として学んでいる。

次にわかっている人は、
優れた人を先生として学んでいる。

その次にわかっている人は、
昔の人の書いた教えを先生として学んでいる。
(言志録 2太上師天)

◆◇ ◆◇ 訳者の蛇足 ◆◇ ◆◇
 自分にふさわしい先生を見つけること、そしてより大きな存在から学べば、自分もそれだけ多く学べるんだよね。

◆◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◆

001 運命ってどう思う?

宇宙や地球上のことは、昔もいまも、
どこの国や地域でも、変わらないで続いている部分がある。

太陽に照らされた部分もあれば、日陰もある。
太陽が出て沈み、月が満ちては欠ける。
春、夏、秋、冬と季節がやってきては去る。
こういうことって、ずっと前から
決まっていたことなんだ。

金持ちになったり、貧乏になったり。
生まれたり、死んだり。
短命だったり、長生きしたり。
大儲けしたり、大損したり。
チヤホヤされたり、みんなからディスられたり、
仲間が集まってきたり、離れていったり……。

こういうことって、
決まってしまっている範囲みたいなものがあって、

ぼくたちは、その中であくせくしているんだよね。

だって、ぼくたちは、その決まっているはずの中身を、
まったく知らされていないんだもの。

いろんな仕組みや仕掛けがあるんじゃないかって思うけど、
芝居や映画なんかのように、
見る側ってそういうことを知らないもんだから
ハラハラ、ドキドキしちゃうよね。
そんな感じに似てるのかな。

だけど、そんな風には思わない人が多いみたい。

自分にはそうした決まりごとを越えるだけの
能力や知力があるって思い込んでいて、
一生の間、必死になってバタバタして、
求めるものを探して走り回ったあげく、
最後には疲れ果てて倒れちゃったりして、ね。

こういう風に迷ってる人って、
たくさんいるんじゃない?

(言志録 1凡天地間事)

◆◇ ◆◇ 訳者の蛇足 ◆◇ ◆◇

(だから、余計なことは考えないで、
自分の運命があるなら、それを自分で
自然に切りひらいていけばいいんだよね)

と続けたい気がします。

志とかっていうと、青臭くて、ちょっと恥ずかしいかもしれません。
でも、これって、結構、あとあと効いてきますよ、人生に。
あまり教えてくれないし、人に教わるものでもないかもしれません。
だからって、何も知らないできちゃうと、ちょっとね。
いつの時代も先は見えません。見えないものはわかりません。
わかっているのは、自分がそれを信じることができるのか、どうか。
その心の部分を補強し支えてくれるのが、志ってことなのかな、
と思ったりもします。
運命は自分で変えられる。だけど、太陽を西から昇らせることはできないわけで。
いま、どこに力を注いだらいいのか、常にこういう感覚を研ぎ澄ませておかないと、
あっという間に時間だけが経ってしまうのですね。

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 佐藤一斎および「言志四録」については、こちらをご参照ください

【ご注意】勝手に現代口語に訳すというか、かなり著者なりの言葉になっていますので、ご興味を持たれたら原典にも触れてみてください。

参考:講談社学術文庫 川上正光訳、岩波書店 日本思想体系46「佐藤一斎 大塩中斎」(1980年5月23日第1刷)

著者は現在、M&Aオンラインで連載中です「M&Aに効く『言志四録』」
こちらは連載が完結しています。「M&Aに効く論語」

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ますもと・てつろう

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「かきっと!」の編集長です。記事もいろいろ書いています。

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