Morning Sip Wood Anemone Flower  - Zazu70 / Pixabay

今日の言葉

001~055は、こちらのアーカイブをご覧ください。

065 才能と心

どういうわけか、
心がねじれていても、
才能や知恵で優れた者がいる。

周囲にどれだけ賢者がいても
そのような人の心を正すことはできない。

ただし、いくら才能があっても、
知恵者であっても、
心が伴わない者は自ら滅びる。

才能には、
そんな恐ろしさも秘められている。
(言志録 65古今為姦悪)

◆◇ ◆◇ 訳者の蛇足 ◆◇ ◆◇

(心の清さと才能は関係ないが、才能を生かすためにぜひ心も整えてほしいものだ)
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064 才能

才能は強力な武器だ。

いい方向に才能を使えば、
自分を守ってくれる。

悪い方向に才能を使えば、
自分を殺すだろう。
(言志録 64才猶剣)

◆◇ ◆◇ 訳者の蛇足 ◆◇ ◆◇

(諸刃の剣となる才能。才能を生かすための才能も必要だろうか)
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063 トラブル

どうしてもやりたくて、
自分がやらないといけないと思ったなら、
逃げないで、敢然と立ち向かいやり遂げよう。

やめてもいいことなのに、
決断できずにダラダラ続けると、
それがトラブルの元になる。
(言志録 63凡事於吾)

◆◇ ◆◇ 訳者の蛇足 ◆◇ ◆◇

(曖昧な気持ちで取り組むと間違いが起こる可能性が高い)
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062 得意なところを語ってもらおう

誰か人と話をする時に、
相手の得意なところ、
優れたところを
語ってもらおう。

そこで得られる言葉は、
とっても役立つから。
(言志録 62凡与人語)

◆◇ ◆◇ 訳者の蛇足 ◆◇ ◆◇

(一番得意なことから聞き出すようにすれば自分にとっても有益だし、相手も話がしやすい)
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061 共通の言葉

ひとつの技に長けた人、
優れたものを持っている人たちは、
お互いに、初対面だとしても
存分に語り合うことができる。
(言志録 61一芸之士)

◆◇ ◆◇ 訳者の蛇足 ◆◇ ◆◇

(突き詰めている者同士には、共通の言葉がある)
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060 書物から離れる

昔の人は、書物を読んで心を育て、
書物から離れて、
自分の目指すところ、
つまり志を明確にした。

ただ書物を読みこなすだけではなく、
そこから離れてみることも、
学ぶことになるのだ。
(言志録 60古人読経以養其心)

◆◇ ◆◇ 訳者の蛇足 ◆◇ ◆◇

(自分自身や社会の現実を見ることで、学んだことを発展させることができる)
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059 逃げない気持ち

私たちは、苦しみや、困難や、思いがけない出来事、変化に直面することがある。
恥ずかしい目にあったり、
悪口を言われたりすることもある。

でも、こうしたことは、
私たちがもっと高い段階へ進むための
人格を磨くチャンスと考えることもできる。

どうやってこうした事態を克服していくか。
よく考えてみよう。

逃げ回ってもなにも得られない。
(言志録 59凡所遭患)

◆◇ ◆◇ 訳者の蛇足 ◆◇ ◆◇

(困難に立ち向かうことで人は成長する)
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058 体験と学び

山に登ってみる。
川を渡ってみる。
海にボートで漕ぎ出してみる。

一日に三十キロ以上、歩いて旅をしてみる。
野宿をしてみたら、よく眠れなかったりする。
食べ物がなくて、腹ペコになることもある。
用意した服だけでは、寒さをしのげないこともある。

こういった体験から、学ぶことは多い。

もしも、快適な部屋の中で、
お茶でも飲みながら読書をしていたとしたら、
きっと、学ぶ力はつかないだろう。
(言志録 58登山岳)

◆◇ ◆◇ 訳者の蛇足 ◆◇ ◆◇

(なにかを学ぶとき、体験や環境の影響は大きい)
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057 命は語る

植物を育ててみよう。

生き物の持つ「気」や、
万物が秘めている勢いを観察してみよう。
とても得るものが多いはずだ。

どんな事象からでも、
私たちは学ぶことができる。
(言志録 57培植草木)

  ◆◇ ◆◇ ◆◇ ◆◇

(命あるものは大切なことを教えてくれる)

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056 酒の怖い面

まじめにがんばることの正反対が、
だらしなく怠けること。
節約してムダをなくすことの正反対が、
ぜいたくして浪費すること。

お酒は人をだらなしなく怠け者にし、
ぜいたくや浪費のきっかけになる。

まじめにがんばって、節約してムダをなくせば、仕事も家庭も発展する。

怠けて浪費をすれば、
仕事や家庭は崩壊する。
お酒は、そんな崩壊へと向かわせる
きっかけになる。
(言志録 56勤之反為惰)

◆◇ ◆◇ 訳者の蛇足 ◆◇ ◆◇

(酒が人に及ぼす功罪を意識しておこう)
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 佐藤一斎および「言志四録」については、こちらをご参照ください

 ふわっと口語で愉しむ『言志四録』は、こちらにアーカイブされていきます。

【ご注意】勝手に現代口語に訳すというか、かなり著者なりの言葉になっていますので、ご興味を持たれたら原典にも触れてみてください。

参考:講談社学術文庫 川上正光訳、岩波書店 日本思想体系46「佐藤一斎 大塩中斎」(1980年5月23日第1刷)

著者は現在、M&Aオンラインで連載中です「M&Aに効く『言志四録』」
こちらは連載が完結しています。「M&Aに効く論語」

 

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ますもと・てつろう

投稿者プロフィール

「かきっと!」の編集長です。記事もいろいろ書いています。
業界紙・誌(物流、金融経済、人事マネジメント)、ビジネス誌、ビジネス書など幅広く編集・執筆をしてきました。
ペットケアアドバイザー(愛玩動物管理飼養士二級、2005年度)
行政書士試験 合格(2009年度)

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