
WEEK13が終了 あと4週間
昨シーズンは、BSNHKとNFLサイトでのダイジェスト、そしてNFL倶楽部などでチェックしていましたが、今季はとうとう、我慢できなくてDAZNに加入。30日間無料期間が終わってしまったので、1ヵ月延長。とはいえ、12月でほぼ見えてきてしまうということもあり、それ以上の延長はしません。アマゾンプライムでもTNF(サーズデーナイトフットボール)は見ることができますのでね。
さあ、ざっとおさらい。
AFCは、ペイトリオッツ、スティーラーズが首位争い
AFC東
ここはやっぱり結局ペイトリオッツでしょうね。すでに10勝。追うビルズとの直接対決を13週に軽くやっつけて突き放しました。残りの試合はドルフィンズ、スティーラーズ、そしてホームでビルズ、ジェッツですから、まあ、大変そうなのはスティーラーズぐらいか。地区優勝を決めて、あとは勝率上位を狙うのみ。
AFC北
スティーラーズが首位。WEEK13のベンガルズ戦はケガ人も多く出て、この時期ならではのガチンコの勝負で見ていてきつかったですね。なんとか最後にFG決めて勝利。とくに脊椎を痛めたらしいLBライアン・シェイジアーの容態は心配です。ともかく、スケジュールにも助けられ10勝。しかも残り4試合のうち3試合をホームでやれるのです。レイヴンズは7勝で追っています。WEEK14のレイヴンズ戦は楽しみですね。スティーラーズはいま「The Killer B’s」っていわれてるのですね。QBベン・ロスリスバーガー、RBのベル、WRブラウン。3人の「B」。黄色と黒のカラーが「殺人蜂(bee)」に引っ掛けて蜂のようだと。しかし、オフェンスにニックネームがつくのは久しぶりじゃないでしょうか。往年のスティール・カーテンは守備ですしね。その後、カウワーのときも「ブリッツバーグ(Blitzburgh)」とか呼ばれ、これも守備。
ライバルのレイヴンズは、例によって守備はいいけど攻撃がね、というところ。ベンガルズ、ドルフィンズ、バッカーズを完封勝利しているのです。NFLでは60分戦って0点ってなかなかないですが、今季すでに3試合。ライオンズ戦では課題の攻撃もQBフラッコが2TDほかで44点も取ったので「まだ終わっちゃいないぞ」という感じ。10勝はできそうですけど、どうかな。
AFC南
タイタンズとジャガーズが並んでいます。ここはまだわからないですが、両チームともプレイオフに出られるかどうか。直接対決が最終週に残っています。タイタンズはつかみ所のないチームで、見ていて楽しいQBマリオタですがこれまで10TDに対して12INTですから、いい時はいい、としか言えない。RB陣もアベレージは悪くないけど、TDが少ない。ジャガーズはQBボートルスの印象がいまいちなんですが。WEEK5にスティーラーズに快勝したりと、乗れば怖い部分がある感じ。
AFC西
大混戦になっています。チーフス、チャージャーズ、レイダーズ。三つ巴の争い。といっても6勝6敗で並んでいるわけで。ここからは地区優勝1チームしかプレイオフは残れそうもないので、残り4試合で地区優勝を決めた者勝ち。だいたいシーズン前半にあれだけ好調だったチーフスがどうしちゃったんだいう感じで失速してますのでね。それもNYジャイアンツとかにも負けているんですよ! ジャイアンツ今季2勝しかしていない。その1勝がチーフス相手ですから。WEEK14のレイダーズatチーフスで少し見えてくるかも、ですね。
レイダーズはちゃんとジャイアンツに勝っています。ペイトリオッツにはまったく歯が立ちませんでしたけども。チャージャーズは今季からLACと略されて、ロサンゼルスのチームということなんですが、35歳のQBリバースが健在なのでなにかをやらかしてくれるかもしれません。
AFCのプレイオフ・ピクチャーは、スティーラーズ、ペイトリオッツが首位争い。次にレイヴンズ、タイタンズ、ジャガーズ、チーフスが追っていて、さらにワイルドカードの可能性も入れると、今季3勝しかしていないコルツ、ブロンコスにだってチャンスがないわけではない状況です。いやあ、大変だ。
NFCは、驚きのイーグルスとバイキングス
NFC東
どうしちゃったんだ、イーグルス。いつも混戦のNFC東で地味な存在だったこのチームがダントツの首位で10勝しています。まさかシーホークスに負けるとは思いませんでしたけども。あの試合ではなにをやってもうまく行きませんでした。シーホークスのクラウドノイズのせい? このあと最終週にはカウボーイズ戦があります。いまのところ悪いとはいえカウボーイズだってワイルドカードのチャンスがあるので、あなどれません。いまのイーグルスは攻守のバランスが取れたチームの典型で、ペイトリオッツほどアクが強くないですが、2017年の51回スーパーボウルでペイトリオッツといい勝負をしたファルコンズに似た感じ(鳥同士だからってわけでもないけど)。ただ、今季に限っては、同地区ライバルのカウボーイズ、レッドスキンズ、ジャイアンツのもたつきに助けられているという気もしなくもない。結果的に、今季強いチームとあまり試合をしていない。その点でシーホークスに完敗した姿は、もしかして今季のNFC東はレベルが低いのではないかと思わせてしまうわけです。がんばれ。
そのカウボーイズもレッドスキンズもまだワイルドカードの可能性はある。ただ、WEEK16にシーホークス、最終週WEEK17にイーグルスとの大一番が待っている。もし残り試合を連勝できれば、いいことがあるかもしれないですからね。暴力容疑で揉めているRBエリオットがこのWEEK16に復帰という話もあるのですが……。
レッドスキンズはQBカズンズの安定を祈るのみですね。バイキングス、セインツと強いチームと当たって競ってるかと思えば、同地区ライバルのカウボーイズには歯が立たない。ジャイアンツ相手にも20点しか取れなかった。勝ったけども。残り試合、勝率を上げられるかなあ、というところ。
NFC北
バイキングスですね。10勝到達。WEEK13でファルコンズ相手に14-9で勝利しましたが、とにかく点が取れません。ただ相手にも点を取らせない。守備がいいんですね。この地区は守備の強いチームが多いけれども。追うのはパッカーズ、ライオンズです。パッカーズは、QBロジャースがケガでいなくなってしまい、とても苦しい状態になっていましたが、なんとか試合を作ろうという意気込みはすごくチーム力を感じさせます。このところちょっと復調の兆し。ライオンズは一言で言えば、守備がダメ。もうちょっとがんばらないと。いまさら言ってもしょうがないですけど。
NFC南
セインツががんばっています。QBブリースのチームという印象がありましたけれど今季はちょっと違う。イングラムとカマラという2人のRBによる攻撃力はとても魅力的です。パスだけじゃないぞという感じ。それを支えるラインもがんばっていますね。もう少し守備が活躍してくれればさらに強さは増すと思いますが。なかなかね。9勝のセインツを、8勝のパンサーズ、7勝のファルコンズが追っています。よくも悪くもニュートンのチームであるパンサーズ。相変わらず自分で走ってTDを決めていますが……。ファルコンズはどうしちゃったかな、という感じ。まだまだ出来ると思っていたのに、という感じでしょう。それほど悪くないのにね。
セインツはWEEK14でファルコンズと。そしてWEEK16でもホームで。この2試合で決まるのかな。パンサーズは最終WEEK17でファルコンズと。つまり、この地区の優勝はファルコンズしだいな感じなんです。スケジュールでマシなのはパンサーズなわけですが、もしもファルコンズ(守備もまずまず)がこのあたりで昨季を思い出せば、もしかすると。
NFC西
ラムズが8勝、シーホークス7勝、カージナルス5勝。最後までわからない感じでしょうか。シーホークス、勝てそうな試合に勝てない今シーズン。なんか歯がゆいですね。ラムズは23歳のQBゴフのミスの少ないパスが魅力です。20TD、6INTはみごとですよね。取れるときにごっそり点を取るチームの方針もアグレッシブです。このまま行けるのかどうか。WEEK14でイーグルスと対戦。この試合も重要になってしまいました。WEEK15でライバルのシーホークスと当たります。シーホークスは比較的、スケジュールがキツイ。このあと、ジャガーズ、ラムズ、カウボーイズ、カージナルスと、いずれもプレイオフ狙いのチームとの対戦、そして同地区ライバルとの対戦ですからね。カージナルスもまあまあキツイけど、WEEK16はジャイアンツ戦ですからね。そういえば、NYジャイアンツは、イーライ・マニングを下げましたね。WEEK13から先発はスミス。レイダーズには負けていますけど。
NFCのプレイオフ・ピクチャーは、バイキングス、イーグルスがトップ。それをパンサーズ、ラムズ、シーホークス、セインツが追う形。その次のクラスがなかなか強い。6勝以上のチームが、ファルコンズ、ライオンズ、パッカーズ、カウボーイズと続いています。WEEK13の時点で4勝のバッカニーアズでも、まだ可能性は残されています。WEEK13でパッカーズに惜しくも負けたのが痛かったですね。バッカニアーズも残りスケジュールはちょっとキツイので届かないかなあ。
アマゾンプライムとDAZN
アマゾンプライムでTNFを見ることができます。悪くない。ただ現地放送のままなんですよね。
DAZNは、現地放送のままの試合もあるけど、時間帯のいい試合は日本語の実況と解説がつきます。日曜の試合は3試合、日本時間月曜の朝にあるSNFを生で見ることができるのは楽しいです。また、MNFも生で見ることができますが、こちらはBSNHKで毎週必ず録画ですが、放送されるという安心感もあるので生で見られなくても、まあ、いいか、と。というのは、やっぱり実況・解説のレベルがね、なかなか難しい。用語を間違えやすい。反則を間違えやすい。これは人のことは言えないので強くは主張しませんが、唖然とするような言葉を聞いてしまうとちょっと「おやおや」となりやすい。
アマゾンプライムもDAZNも、操作性は、テレビに比べるととても不便です。巻き戻し、飛ばすといったことができなかったり、思ったように行きません。NFLをビデオテープ時代から見ている人間としては、「いま、なにがあったの?」を確認したい。何度も見たい。
そして、NFLの生中継では、TNF、SNF、MNFといったいわばプライムなゲームは、中断が多く、しかも長い。CMをやったり現地では独自の解説陣による長話などがあると思われるのですが、DAZNはそれをまるっとカット(今後の予定や他試合の結果などを流す)するので、とっても退屈です。困ったものだ。
DAZNでいいのは、「レッドゾーン」を生でやってくれること。これはとくに日曜日。一度に複数の試合がありますから、TDシーンばかりを各試合からピックアップして流してくれます。見ていて楽しいものの、なにがなんだかわからない時もあるので、見る側の集中度が試されます。延長になったりしたとき、レッドゾーンで生中継に切り替わったりもするので、予定以外の試合の結末を見ることができたりもしてお得。
NFLをこうしてネットで見るようになったのは、21世紀な感じがしてすばらしいです。たとえば、電車の中でもWi-Fiで十分に楽しめますし、仕事のときはPCの画面内にブラウザで表示させておけばいい。DAZNは、数日のうちなら、生中継終了後も、「見逃し配信」として丸ごと見ることができます。これをもう少し蓄積してほしいと思いますけど。
1ヵ月単位で視聴できますから、タイミングを見て申し込めばスーパーボウルまでプレイオフも生で見ることができるらしいです。
それでは、また。次回はおそらくレギュラーシーズンが終わった頃になると思います。
用語まとめ(順不同)
NFL ナショナル・フットボール・リーグ(National Football League)
全米のプロフットボール組織。一時はライバルリーグもあったが、いまのところ唯一のメジャー。
AFC アメリカン・フットボール・カンファレンス(American Football Conference)
元は別団体だったが、1970年、NFLに統一されたプロのアメリカン・フットボール組織。
NFC ナショナル・フットボール・カンファレンス(National Football Conference)
1970年、AFCの前組織、AFLと統合したため、旧NFLの所属チームをNFCとした。
WEEK 週
NFLは基本、週1試合でレギュラーシーズンは18週。うち1週だけ休み「BYE」がある。全17試合となる。
その成績上位チームがプレイオフに出場し、スーパーボウルを目指す。
FG フィールドゴール
相手のゴールにボールを蹴り込むと3点を得る。
QB クォーターバック
選手のポジション。ボールを投げるまたは手渡す(ハンドオフ)、または自分で持って走る。司令塔。
RB ランニングバック
選手のポジション。主にボールをQBから手渡されて持って走る。走力と守備と激しくぶつかるパワーが求められる。
WR ワイドレシーバー
選手のポジション。主にQBが投げたボールをキャッチする。スピード、ジャンプ力、機敏さなどが求められる。
HC ヘッドコーチ
野球で言えば監督。総指揮をする。
オフェンス offense
アメリカンフットボールは、1チーム内に、オフェンス、ディフェンス、スペシャルチームがある。
攻撃を中心とした選手たちをオフェンスとして試合前に登録する。またボールをキャッチできる資格者も申請する。
ディフェンスのメンバーを重量級のオフェンスとして起用したり、スペシャルチームのメンバーを兼務することもある。
60分
NFLは、1試合60分。前半30分、後半30分。さらに15分ごとにクオーターで分ける。1Qなどと表記する。クオーターごとにフィールドをチェンジする。
プレーごとに時間が止まることも多く(止まらないときもある)、実際の1試合は3時間ぐらいかかることが多い。
なお、前半と後半の間でいったんロッカールームに選手たちが戻る。この間をハーフタイムと言い、会場ではマーチングバンドの演奏などがあったりもする。
TD タッチダウン
相手のゴールにボールを持ち込むこと。ゴールラインにある仮想空間をボールが少しでも越えれば認められる。パスでもランでもよい。
タッチダウンをすると6点が得られ、TFP(トライフォーポイント)またはPAT(ポイントアフタータッチダウン)と呼ばれるチャレンジができる。キックでゴールすれば1点をプラス。もう一度TDすれば2点が加算される。TFPを拒否する選択はない。
INT インターセプト
パスは、投げた瞬間から、敵もキャッチできる。味方は捕球は認められた選手のみキャッチできる。守備側はパスを弾くなどしてキャッチさせないだけではなく、自らキャッチすることもでき、そのまま敵陣に向かって攻撃を開始できる。このため、QBは、INTを避けることが大切な要素となる。また守備側は、INTを狙って罠を仕掛ける。この攻防が見所の一つであり、同時に場合によっては試合を決定づける重要なシーンを生む。
TO ターンオーバー
攻撃していた側のミスなどで、瞬時に守備側が攻撃に転じること。アメリカンフットボールでももっともドラマチックな一瞬。INTによってTOになる場合のほか、ファンブル(ボールを落とす)、ブロック(蹴られたボールをはたき落とす)、奪い取る(相手が持っているボールを奪う)といったことでターンオーバーが起こる。
3dコンバージョン
アメリカンフットボールは、攻撃権を得ると4回プレーができます。その間に10ヤード進むとファーストダウン(1d)といいまた4回攻撃できます。このうち、サードダウン(3d)でファーストダウンを獲得できる率を、サードダウン・コンバージョンと呼び、攻撃の重要な指標となっています。4dでファーストダウンが取れないとその位置から敵チームに攻撃権を渡すことになるので、極めて危険。そのため4dではパント(スナップされたボールを蹴る)が多いわけで、そこまで追い込まれずに1dを取れることは強さの証となるのです。
ラフィング・ザ・パサー
Roughing the Passer。パスを投げようとする者は無防備になるため、危険なタックルなどを制限しています。ただし2022年シーズンはドルフィンズQBタゴバイロアへのサックによる脳震盪を受けて、これまでになく厳しく取る傾向が見られました。
イネリジブル・レシーバー・ダウンフィールド・オン・パス(イネリジブル・マン・ダウンフィールド)
Ineligible Receiver Downfield on Pass(Ineligible Man Downfield、Ineligible receiver downfield) 無資格捕球者のダウンフィールドへの侵入。2022年シーズンは特に増えている反則。スクリメージラインに並ぶラインは原則、パスを取れない選手。WR、TEのように端の選手は資格がある。ほかに事前に有資格であるとした選手も可能。パスプロテクションをするか、ランカバーで前に出るか、スクリーンか、ラインは決められた動きをするわけですが、プレーによっては、とくにモバイルQBのいるチームでは判断に迷う場面が生まれやすいのかも。
プレイオフ
NFLではレギュラーシーズン(17週)が終わった時点で、各カンファレンス(AFC、NFC)の各地区の優勝チームと、優勝できなかった中での勝率の高いチームがプレイオフに進出する。厳密には、ワイルドカードによって最終的なプレイオフ進出チームが決まるのだが、この一連のスーパーボウルへのトーナメントをざっくりプレイオフと言ってしまっても日本においては特に問題はなさそう。
NYジャイアンツ
ニューヨーク・ジャイアンツ。ついNYとつけてしまうのは、NYにはジェッツというチームもあって、そもそも私はチーム名で呼ぶことが多いのだが、一般的には地名で言うことも多いため、ニューヨークだけでは、ジャイアンツのことかジェッツのことかわからないよね、ということがある。だからジャイアンツと書けばもうそれでいいんだけど、あえてオシャレにNYとつけみたりもする。なお、現在、ロサンゼルスも、チャージャーズとラムズがいる。チャージャーズは略するときLACとなるが、ラムズは先輩だからかLAのみでも通用するようだ。
at または@
アット。私が対戦カードを、レイダーズatチーフスのように記するのは、アメリカンフットボールではホームでやる試合が特別だから。対戦カードでatを使うだけで、どっちがホームかハッキリする。NFLではホームチームがわずかに有利だと言われている。
クラウドノイズ
ホームチームが有利になる理由の一つが、クラウドノイズだ。フランチャイズ制がしっかりしているNFLでは、地元の球場ではほぼ9割が地元のファンになる。彼らが発する声によって、敵のチームは攻撃前のサインを告げることさえなかなかうまくいかなくなる。NFLがドーム球場を求める理由の一つともなっている。ノイズを計測する装置を常設している球場もある。
スーパーボウル
シーズンの最後の試合。プレイオフで勝ち残ったAFCのチャンピオンとNFCのチャンピオンが戦う。世界中に中継され、ハーフタイムショーも大きな話題となる。
スケジュール
レギュラーシーズンは、18週。各地区内ではホームとアウェイで戦う。地区内は4チームなので、それだけで各チームとも6試合となる。ただし、17試合あるため、ほかの試合はさまざまな要素によって決まっていく。前季の成績上位チーム、人気チームはどうしても翌シーズンのスケジュールがきつくなりがち。ところが、事前の予想に反して、シーズンに入ってから強豪チームになっていくケースもあり、楽だと思われたスケジュールがとんでもなくハードになることもあり得る。その逆もある。ケガ人などによって、前季の強豪が弱体化している可能性もある。シーズン前予想と、実際にはじまったあとでは、戦力はかなり違ってくるのが通常のことだ。
レギュラーシーズンの前、いわばオープン戦が「プレシーズン」。レギュラーシーズン終了後にスーパーボウル出場を目指して争う「ポストシーズン」がある。
ポストシーズンは、各地区優勝チームに加えて、AFC、NFCの勝率上位チームがワイルドカードとして参加する。このため勝率が低くても地区優勝すれば出場できる。ワイルドカードは勝率が同率の場合の選定基準が複雑なので、レギュラーシーズンの終盤はそのことがよく話題になる。
TNF SNF MNF
サーズデーナイトフットボール(TNF)は、木曜の夜(現地)の試合。サンデーナイトフットボール(SNF)は、日曜日の夜(現地)の試合。MNF(マンデーナイトフットボール)は、月曜の夜(現地)の試合。いずれも、テレビで全米中継される一番人気の番組として企画されている。いわゆるプライムタイムに放送されるため、好カードが求められる。上記スケジュルはこうした要素も含まれる。そしてこの時間帯には他の試合はない。日曜日の昼間の試合は同時に複数の試合が各地で行われる。
このほか、サンクスギンビングデーなど祝日の試合などもシーズン前に決まっている。
ただ、最終週でプレイオフがかかった最重要な試合などは随時、変則スケジュールで行われている。他試合の結果が左右する場合など、あえて同じ時間帯に変更することもある。
DAZN(ダゾーン)
スポーツのネット配信をしている。the ZONEのロシア語風ということらしい。NFLは厳選して放送。ただし視聴期間が短い(2021年シーズンは1週間ない試合もあった)。
アマゾンプライム
アマゾンでプライム会員になると無料で楽しめるサービス(映像、音楽など)。2022年シーズンからTNFはアマゾンプライムとなりました。ただし日本では視聴できません。
NFL Game Pass
NFLの公式ネット視聴サービス。ちょっとお高い価格ながら、シーズン終了後の7月まですべての試合を見ることができる。ほか、ニュースや同時プログラムも。ただし英語基本だが、ダイジェストなどで日本語字幕の選べる場合もある。AI自動翻訳の日本語だ。
なお、試合は、フルバージョン(CMを抜いている場合もあり)、40分ダイジェスト(ほぼ全プレー)、ダイジェスト(5分ほど)と3種類。さらにコーチ用のフィールド全体が見えるタイプもあったりする。
ピック6 Pick 6
6点拾う、という意味。用語ではないがよく耳にする。ファンブルをカバーするなどしてリターンTDしたこと。ボールを拾って6点ってことですね。私は「6点貰い!」な感じだと勝手に思ってます。
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