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カテゴリー:読書
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破天荒。残酷。ユーモア。暴力的。哀しみ。そして悲しみ。『ティモレオン―センチメンタル・ジャーニー』(ダン・ローズ著)
『ティモレオン―センチメンタル・ジャーニー』 (ダン・ローズ著、金原瑞人・石田文子翻訳) 2006年4月刊行の中公文庫で読む。 なんという破天荒。残酷。ユーモア。暴力的。哀しみ。そして悲しみ。 この作品は… -
心が震える作品『わたしを離さないで』(カズオ・イシグロ 著、土屋政雄訳)
『わたしを離さないで』(カズオ・イシグロ 著、土屋政雄訳) 概要 シンプルでストレートな作品 2005年発表の「NEVER LET ME GO」の邦訳。ブッカー賞最終候補となりました。 映画化、舞台化、テレ… -
ネコ、猫、ねこ……さまざまなネコが登場する小説集『猛チュールの惑星』
『猛チュールの惑星』 国際ネコネットワーク(INN)著 『猛チュールの惑星』 国際ネコネットワーク(INN)著SF・ホラー・ファンタジー セルパブ(セルフパブリッシング)の作品を中心に、「猫」が登場するSFお… -
『JR上野駅公園口』(柳美里著)
全米図書賞 受賞 2020年11月19日、アメリカで最も権威のある文学賞「全米図書賞」の翻訳文学部門で 柳美里著『JR上野駅公園口』が選出されました。 I AM VERY SURPRISED!! I am A… -
濃密な人間ドラマに心を揺さぶられる『少年と犬』(馳星周著)
『少年と犬』(馳星周著)の紹介 〈目次〉 男と犬 泥棒と犬 主婦と犬 娼婦と犬 老人と犬 少年と犬 あざとさを軽々と吹き飛ばす巧みな構成と描写。闇を抱えた登場人物とそこに現われた犬が織りなす人間ドラ… -
さまざまな読み方ができる作品『奈落』(古市憲寿著)
さまざまな読み方ができる作品 音楽、言葉、ホラー、時代、家族、未来、人生、成長、死生観などなど、さまざまな読み方ができる作品です。エンタメ小説として軽く読むのもよし、「社会学者が書いているのだから」と深読みするの… -
カズオ・イシグロの世界 全作読みます
こんにちは。本間舜久です。 2017年10月5日の夜、ノーベル文学賞にカズオ・イシグロ氏が選出されたと知り、驚きとともにうれしくなりました。これまでノーベル文学賞を受賞したあとに読む(川端康成、ヘミングウエイなど)… -
『わたしたちが孤児だったころ』(カズオ・イシグロ著、入江真佐子訳)
『わたしたちが孤児だったころ』(カズオ・イシグロ著、入江真佐子訳) 英国式エンタメ作品の骨格 原題は「When We Were Orphans」。2000年に刊行された作品で… -
『浮世の画家』(カズオ・イシグロ著、飛田茂雄訳)
2020/02/12「芸術家と時代」を追記 2019/01/29追記 NHKドラマ化 2016/01/22記(見出しなど再編集しました) ゆったりと語られていく カズオ・イシ… -
『ルビンの壺が割れた』は画期的な作品か?
『ルビンの壺が割れた』(宿野かほる) 『ルビンの壺が割れた』 (新潮文庫) 完成版ではなく、その前に期間限定で無料公開されたバージョンを読んで思ったことを書きます。 割…